股関節のつまりは、開くストレッチより、
曲げる向きから整えていきます
|世田谷区成城・
成城学園前駅の整体院

股関節のつまりを取ろうと、動画のストレッチで開いても変わらない。股関節のつまりを診察で確かめるときに使われるのは、開く向きではなく、曲げて内にひねる向きでした。開く角度を広げる前にできることを、世田谷区・成城の整体院がまとめました。
こんにちは。世田谷区・成城で整体院を営む、Primary Body Care 成城です。
今回は、股関節のつまりについて解説します。
股関節のつまりが気になって、動画のストレッチで開いています。変わらないどころか、開いた日は足の付け根が痛くなります。
開く向きを広げても、つまる向きには届いていないことがあります。当院では、どの向きでつまるかを分けてから、お尻の奥と太ももの前をゆるめて、しゃがむ動きを一緒にやり直します。
向きが違っていたんですね。続け方が足りないからだと思っていました。
股関節のつまりは、開く向きではなく、曲げて内にひねる向きに出ます
日本整形外科学会と日本股関節学会の診療ガイドラインに、股関節を診察するときの向きが書かれています。
開くストレッチを続けるかどうかの判断は、向きを知ってからでも遅くありません。
「最も陽性率が高く頻用される所見は前方インピンジメントテストである.」(日本整形外科学会・日本股関節学会 監修『変形性股関節症診療ガイドライン2016』)
前方インピンジメントテストは、股関節を曲げて内にひねった位置で痛みが出るかを見る所見です。
内にひねる向きは、内旋と呼ばれます。
ストレッチで広げたい開く向きを見るPatrickテストは、参考所見として使われます。
開いても股関節のつまりが変わらないのは、続け方が足りないからではなく、向きが違うからかもしれません。
出典: 同ガイドライン 第7章 大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)Clinical Question 1 表1「FAI(狭義)の診断指針」。いずれも医師が診察で使う所見です。当院の見方では、自分で何度も再現して確かめる動きではありません。
股関節のつまりは、1つの動きを試して決まるものではありません
つまる向きを知ると、自分で何度も曲げて確かめたくなります。
「いずれの身体所見も1つのみで診断が可能となるものはなく,総合的にとらえて判断すべきである.」(同ガイドライン)
同ガイドラインは、変形性股関節症と見分けの必要な病気として、大腿骨頭壊死症、関節リウマチ、感染性の病気、腫瘍、大腿骨の骨折、股関節唇損傷などを挙げています。
足の付け根がつまるという同じ感じ方の裏に、別の病気が並んでいます。
見分けは、医師の診察の役割になります。
当院の見方では、ストレッチで何度も確かめるより、どの向きとどの場面でつまったかを覚えておくほうが、初回の話が早く進みます。
- 股関節がつまるのは、脚を曲げたときか、開いたときか、後ろへ引いたときか
- 動き始めにつまるのか、歩き続けたあとにつまるのか
- 階段は、上るときと下りるときで、どちらがつまるか
- 車やバスの乗り降りで、引っかかる側はどちらの脚か
- 続けているストレッチの種類と、翌日のつまりの変わり方
当院が初回の20分でうかがう項目です。思い出せる範囲で足ります。記録が無ければ、来院の当日からで間に合います。
ストレッチは、やめたほうがいいのでしょうか。
やめる話ではありません。翌日のつまりを見てから、続けるか浅くするかを決めれば足ります。当院でも、どこまでの角度なら翌日に響かないかを一緒に確かめます。
当院は、股関節のつまりを、つまらない角度から動かし直します
はじめの20分は、カウンセリングです。
しゃがむとき、靴下を履くとき、車やバスを降りるときなど、どの場面で足の付け根がつまるかをうかがいます。
身体を見るときは、股関節がどこまで曲がるかだけでなく、お尻の奥と太ももの前、膝と足首、腰の動きまで確かめます。
片方の股関節に負担が集まっていないかを分けるためです。
施術では、股関節を開く方向へ引っぱることはしません。
お尻の奥と太ももの前、腰のこわばりを、痛みの出ない範囲でゆるめていきます。
ゆるめたあとに、しゃがむ、靴下を履く、椅子から立つ動きを、院内で一緒にやり直します。
股関節と腰、お尻のつながりは、股関節の痛みの症例ページにまとめています。
股関節のつまりは、開く角度を広げなくても、つまらない角度から動かし直していけます。
着衣のままで受けられます。股関節の前側に触れるときは、触れる場所を先にお伝えします。
股関節のつまりに高熱や激しい痛みが重なるときは、整形外科が先です
見分けの必要な病気の中には、急ぐものもあります。
同ガイドラインは、股関節の感染性の病気で代表的な症状として、高熱、激しい疼痛、可動域の制限を挙げています。
股関節のつまりに高熱や激しい痛みが重なるときは、整体ではなく整形外科にかかるのが先です。
急ぐサインの一覧は、股関節の痛みの症例ページに置いています。
高熱や激しい痛みがなければ、整形外科の受診前でもご相談いただけます。
どの向きでつまるかが分かれば、今日からの動かし方が決まります。
世田谷区・成城で、股関節のつまりにお悩みの方へ
Primary Body Care 成城は、グループ代表・吉川 一彰(国家資格・理学療法士/臨床20年・8万件)が確立したメソッドを受け継ぐ整体院です。
院長の池澤 俊介が、20分のカウンセリングで、つまる向きと場面を確かめます。
成城学園前駅から徒歩1分。

股関節のつまりを訴える方の多くが、開く形のストレッチを熱心に続けていらっしゃいます。当院では、どの向きでつまるかを分けてから、お尻の奥と太ももの前をゆるめ、しゃがむ動きまで院内でやり直します。つまる向きが分からないままでも、初回に一緒に探せますので、ご相談ください。
- 日本整形外科学会・日本股関節学会 監修『変形性股関節症診療ガイドライン2016(改訂第2版)』(南江堂、2016年)第3章 診断 Clinical Question 4・14/第7章 大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)Clinical Question 1 表1「FAI(狭義)の診断指針」PDF(Minds ガイドラインライブラリ)。改訂第3版は2024年の刊行で、Mindsでの本文公開は準備中のため、全文が公開されている2016年版から引用しています
気になることに、お答えします
Q整形外科でレントゲンを撮っていません。股関節のつまりだけでも相談できますか?
レントゲンで分かることは、当院では分かりません。股関節のつまりが半年以上続いている、左右の差が大きい、歩き方が変わってきた、という場合は、整形外科での確認もおすすめしています。受診前にお越しの方には、お尻や太もも、腰のこわばりと、日常の動作の確認までを担当します。レントゲンの結果が出たあとは、次回にうかがって、受け持つ範囲を絞ります。
Qヨガやピラティスに通っています。やめたほうがいいですか?
指導者の方に「股関節の前がつまるので、深く曲げる形と開く形は浅めでお願いします」と伝えておくと、無理な角度を避けられます。グループのレッスンでは、開脚の深さを隣の方に合わせないことのほうが大切です。翌日に股関節のつまりが増えていなければ、続けて差し支えありません。
Qデスクワークで一日座っています。座り方で気をつけることはありますか?
股関節が深く曲がったまま固定される時間を短くするのが先です。座面が低い椅子ほど股関節は深く曲がるので、膝が股関節より高くならない高さに合わせます。脚を組むと片側だけ内にひねった形で固まるため、左右を入れ替えるか、足裏を床につける時間を増やします。1時間に一度立って数歩歩くだけでも違います。初回に、お使いの椅子の高さと一日の座っている時間をうかがいます。

