脊柱管狭窄症歩ける距離を、もう一度延ばす。

MRIで「脊柱管が狭くなっている」と言われ、薬で様子を見るように言われた。でも、スーパーでカートにつかまらないと歩けない。手術はまだ、と言われたけれど、歩ける距離は短くなっていく。様子見と手術の間にいる方へ、成城学園前の整体院がお伝えします。
こんにちは。世田谷区・成城で整体院を営む、Primary Body Care 成城です。
今回は、脊柱管狭窄症で「歩ける距離」が短くなってきた方に向けてお伝えします。
MRIで、脊柱管が狭くなっていると言われました。薬で様子を見ましょうと。でも、スーパーでカートにつかまらないと歩けなくて。もう手術しかないんでしょうか。
狭くなった脊柱管そのものを、整体で広げることはできません。ただ、歩ける距離を延ばす余地は、狭窄以外のところに残っていることが少なくありません。
狭窄以外のところ、ですか。様子見と手術のあいだで、何かできることがあるんですね。
- スーパーでは、買い物カートに体重を預けないと店内を回れない
- 駅まで続けて歩けず、途中で座れる場所を先に探してしまう
- 信号待ちで立っているだけで脚がしびれ、青になってもすぐ歩き出せない
- 台所に立ち続けられず、料理や洗い物を途中で休む
- 旅行や墓参りに誘われても、「皆について歩けない」と断ってしまう
- 自転車なら移動できるのに、降りて押した途端に脚が重くなる
- 「まだ手術の段階ではない」と言われたが、歩ける距離は短くなっている
3つ以上当てはまるなら、狭窄の周りの身体の使い方を確かめる価値があります。
脊柱管狭窄症で歩けない距離は、「狭窄」だけでは決まりません
「年齢による変化なので、元どおりに広げることは難しい」。
整形外科で聞いた方は、少なくありません。
狭くなった脊柱管を、手で広げることはできません。
けれど、歩ける距離を決めているのは、狭さの度合いだけではありません。
日本整形外科学会の資料に、次のような説明があります。
「脊柱管は前かがみで広くなり神経の圧迫が改善します。そのため歩行時は杖やシルバーカーを押して腰をかがめると下肢痛が楽になります」(日本整形外科学会「整形外科シリーズ8 腰部脊柱管狭窄症」)。
前かがみで楽になる。多くの方が、身体で知っています。
ただ、同じ資料には続きがあります。
「ただ腰をかがめた姿勢は腰痛の悪化につながることがあり、長期間その状態を続けることはお勧めできません」(同資料)。
出典: 日本整形外科学会「整形外科シリーズ8 腰部脊柱管狭窄症」(2024年12月)
歩ける距離を延ばす余地は、狭窄以外のところに残っていることが少なくありません。
前かがみに頼るほど、腰・股関節・脚の使い方は偏ります。
偏った使い方が、歩ける距離をさらに縮めていることがあります。
狭窄は変えられなくても、周りの使い方は変えられます。
間欠跛行は、歩く・休むをくり返す脊柱管狭窄症に特有の症状です
歩き出すと脚がしびれ、休むと楽になり、また歩ける。
学会の資料は「この歩く・休むを繰り返す状態を間欠跛行(かんけつはこう)と呼び、腰部脊柱管狭窄症に特有な症状です」と書いています(同資料)。
信号待ちや台所で「立っているだけ」でも出るのは、立位で脊柱管が狭まるため。自転車で楽なのは、前かがみの姿勢が保たれるためです。
「さっきまで普通に歩いていたのに」と、ご家族に言われた方もいるかもしれません。
歩ける・歩けないが数分で入れ替わるのが、間欠跛行の特徴です。あなたの気のせいではありません。
「年なんだから仕方ない」「少しは歩かないと」。
ご家族の言葉に、返す言葉が見つからない方もいます。
歩けない理由に名前が付くだけで、伝え方は変わります。
ひとつ、大切なことがあります。
学会の資料は「下肢の動脈がつまり血流障害を生じたときも似たような症状となることがありますので注意が必要です」とも述べています(同資料)。
まず整形外科の診断が前提です。
当院は、診断を受けたうえで「歩ける距離を延ばしたい」方の、身体側のケアを受け持ちます。
成城学園前の整体院として、前かがみに頼らず歩ける身体づくりを目指します
成城学園前駅から徒歩1分の Primary Body Care 成城は、腰だけを見る整体院ではありません。
脊柱管狭窄症の方には、次の順で身体を確かめます。
はじめの20分は、カウンセリングです。
何メートル歩けるか、どんなときに脚がしびれるか、前かがみのクセがどこに出ているかをお聞きします。
カウンセリングのあと、腰・股関節・骨盤・脚の動きのつながりを確かめます。
股関節がかたいと、歩くたびに腰が反って脊柱管がせまくなりやすいのです。
脚の力が落ちていると、前かがみで支えるしかなくなります。
施術は、強い刺激を使いません。
ご年配の方が多い症状ですので、腰を無理に反らせず、身体に負担の少ない方法で整えます。
ご自宅でできる、前かがみに頼らない立ち方・歩き方の動きも、あわせてお渡しします。
グループ代表・吉川 一彰(国家資格・理学療法士/臨床20年・8万件)が確立したメソッドを受け継ぎ、院長の池澤 俊介が担当します。

「手術しかない」と言われた方も、「まだ手術ではない」と言われた方も、いちばん困っているのは今日の暮らしです。狭窄を広げる約束はできません。歩ける距離を一緒に確かめるところから、始めていきましょう。
様子見と手術の間で、今日できることがあります
手術を考える目安も、学会の資料に書かれています。
「下肢痛による歩行障害の進行や、排尿・排便障害の出現で日常生活に支障が大きい場合には手術で神経の圧迫を取り除きます」(同資料)。
出典: 日本整形外科学会「整形外科シリーズ8 腰部脊柱管狭窄症」(2024年12月)。手術をするかどうかは、医師とご相談ください。
「まだ手術の段階ではない」と言われている今こそ、身体側からできることがある時期です。
成城学園前駅から徒歩1分、歩ける距離が気になり始めた段階でも、遠慮なくご相談ください。
- 公益社団法人 日本整形外科学会「整形外科シリーズ8 腰部脊柱管狭窄症」(2024年12月作成・一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会 編集協力)掲載ページ
脊柱管狭窄症について、よく聞かれること
Q脊柱管狭窄症は、整体で治せますか?
「脊柱管を広げます」とうたう整体院もありますが、医学的に、狭くなった脊柱管を手技で元の太さに戻すことはできません。当院が実際にお手伝いしているのは、狭窄の周りにある腰・股関節・脚の使い方を整えて、前かがみに頼らずに歩ける距離を延ばすことです。整形外科の診断・治療とあわせて、身体側からのケアとしてご利用ください。
Q脊柱管狭窄症で、やってはいけないマッサージはありますか?
腰を強く反らせるストレッチや、腰だけを強い力で押す施術は避けてください。もし今、別の整骨院や体操教室に通っている場合は、「腰を反らせない範囲でお願いします」と伝えれば、無理な施術を防げます。ご自宅のセルフケアも、股関節や脚から動かす体操のほうが安心です。
Qすでに手術を受けていますが、施術は受けられますか?
はい、受けられます。手術後も、歩き方や姿勢のクセが残っていて脚に力が入りにくい方は少なくありません。カウンセリングで手術の時期と経過をお聞きし、しびれなどの神経症状に応じた施術を行います。

