SYMPTOM / 症状別

ぎっくり腰動ける範囲を広げて、
くり返さない身体へ
世田谷区成城・成城学園前駅の整体院

ぎっくり腰の施術 Primary Body Care 成城

荷物を持ち上げた瞬間、くしゃみをした瞬間、腰に激痛が走って動けない。整形外科で「ぎっくり腰ですね、安静に」と湿布と痛み止め。何日かかるのか、動いていいのか、整体に行っていいのか。痛みの中でスマホを見ている方へ、成城学園前の整体院がお伝えします。

こんにちは。世田谷区・成城で整体院を営む、Primary Body Care 成城です。
今回は、ぎっくり腰で動けなくなり、「安静に」と言われたまま何日も寝ている方に向けてお伝えします。

相談者

今朝、洗面台で腰に激痛が走って、動けなくなりました。整形外科では「ぎっくり腰ですね、安静に」と湿布と痛み止め。一日で治った人もいると聞きますが、私は何日かかるのか。整体に行っていいのかも分かりません。

当院

学会のガイドラインは、急性の腰痛には安静よりも活動性維持のほうが有用だ、と書いています。寝て待つのではなく、痛みに応じて動ける範囲で、いつもの生活を続ける。「動ける範囲」を一緒に探すのが、当院の仕事です。

相談者

動いていいんですね。どこまで動いていいのかが、分からなくて。

こんなことは、ありませんか
  • 荷物を持ち上げた、くしゃみをした、立ち上がった瞬間に腰に激痛が走った
  • 寝返り、起き上がり、椅子からの立ち上がりができない
  • 「安静に」と言われ、湿布と痛み止めで何日も寝ている
  • 温めるのか冷やすのか、分からない
  • 何日で楽になるのか分からず、仕事や家の予定が立たない
  • 年に何度もくり返していて、「癖になった」と思っている
  • 整体に行っていいのか、行くと悪化しないか、不安

3つ目から下に当てはまる方へ、学会のガイドラインの言葉で順番にお伝えします。

ぎっくり腰の痛みは、
多くが数週間で軽くなります

「ぎっくり腰」は正式な病名ではなく、急に起きた腰の痛みの呼び名です。

日本整形外科学会と日本腰痛学会のガイドラインは、発症から4週間未満の腰痛を急性腰痛と定義しています(日本整形外科学会・日本腰痛学会 監修『腰痛診療ガイドライン2019』)。

急性腰痛の経過について、同じガイドラインは「急性腰痛患者の自然経過は,自然軽快を示すことが多く,概ね良好である.」と要約しています(同ガイドライン)。

1万1千人あまりの患者データをまとめた研究の数字も、示されています。

「急性腰痛患者の疼痛スコア(最大100)は,ベースライン平均52 から最初の6 週間で23 と著明に改善し,26 週後には12,52 週後には6 とゆるやかに改善が続いた.」(同ガイドライン)。

ただし、同じ項目に、もう1つの数字があります。

原因が特定されない腰痛(非特異的腰痛)を1年以上追った11の研究をまとめた結果として、最初の3か月で33%の患者の症状が改善した一方、1年後には65%の患者に腰痛が存在していた、と書かれています(同ガイドライン)。

ぎっくり腰の、道すじ
1発症持ち上げ・くしゃみ・立ち上がりの瞬間。発症から4週間未満は急性腰痛(学会の定義)
2最初の6週間で大きく軽くなる痛みの点数は平均52から23へ。自然に軽くなることが多い(学会の数字)
31年後も、65%に腰痛激痛は引いても、腰痛は残る・くり返す人が多い。当院が受け持つのは、2と3のあいだ

出典: 日本整形外科学会・日本腰痛学会 監修『腰痛診療ガイドライン2019』。3の65%は、原因が特定されない腰痛を1年以上追った研究の数字です。

ぎっくり腰の痛みは数週間で軽くなることが多い、と学会は書いています。

学会の推奨は「安静」ではなく、
痛みに応じた活動性維持です

「安静にしてください」と言われて、寝て待つ。
ガイドラインの推奨は、逆の向きです。

「急性腰痛に対しては,安静よりも活動性維持のほうが有用である.一方,坐骨神経痛を伴う腰痛では,安静と活動性維持に明らかな差はない.」(同ガイドライン)。

理由として「急性腰痛では,安静より活動性維持のほうが,疼痛軽減と身体機能回復の観点で優っている.また,病欠の期間も,活動性維持のほうが短い.」と書かれています(同ガイドライン)。

では、動画のストレッチや腰痛体操を、今日から始めるのか。

ガイドラインは、腰痛体操と対照を比べた報告として、急性期における腰痛体操の効果はなく、通常通りの生活を継続することが唯一の有益な介入であった、と紹介しています(同ガイドライン)。

日本整形外科学会も、腰痛で日常生活が制限されると体力と腰を支える筋力が落ち、気持ちも落ち込んで、さらに腰痛が起きやすくなる、と書いています(日本整形外科学会「症状・病気をしらべる:腰痛」)。

ガイドラインの要約にも「心理社会的要因は,腰痛を遷延化させる.」とあります(同ガイドライン)。

数日間の、動ける範囲の探し方
起き上がる横向きになってから、手で押す仰向けから腹筋で起きない。横向きに転がり、脚をベッドから下ろし、腕で上体を押し上げる。寝返りも、膝を曲げて身体ごと転がる
座る・立つ腰を丸めず、膝と手を使う低いソファより、高めの椅子。立つときは足を引き、手を膝や机について、腰を丸めずに膝で立つ
歩く短く、何回も寝続けるより、家の中を数分ずつ歩く。痛みが増す動きはやめる。ストレッチや体操は、激痛が引いてから

3枚とも、学会の記述ではなく当院がお伝えしている動き方です。脚のしびれや発熱があるときは、動く前に最後の見出しをお読みください。

学会が勧めるのは、寝て待つことではなく、痛みに応じて動ける範囲で暮らすことです。

成城学園前の整体院として、
「動ける範囲」を一緒に探します

先に、耳の痛い一文をガイドラインからお伝えします。
「本邦での代替療法のエビデンスは確立されていない.」(同ガイドライン)。

徒手療法やマッサージの有用性を述べることは基本的に不可能だ、とガイドラインは続けています。

整体は、代替療法に含まれます。
だから当院は、「ぎっくり腰を治します」「1回で動けるようにします」とは言いません。

成城学園前駅から徒歩1分の Primary Body Care 成城が受け持つのは、2つの時期です。

発症から数日は、ベッドからの起き上がり方、座り方、立ち上がり方、歩き方を一緒に確かめ、痛みに応じて動ける範囲を広げていくこと。

激痛が引いたあとは、1年後も腰痛が残る側に入らないよう、腰に負担の集まりにくい身体をつくることです。

はじめの20分は、カウンセリングです。
痛めた瞬間の動作、整形外科で言われたこと、脚のしびれや発熱の有無、過去のぎっくり腰の回数と間隔をお聞きします。

発症直後の施術は、腰をもむ、ひねる、反らすといった強い刺激を使いません。
落ち着いてからは、前かがみや立ち上がりのたびに腰が肩代わりしている、股関節・お尻・背中のこわばりを整えていきます。

グループ代表・吉川 一彰(国家資格・理学療法士/臨床20年・8万件)が確立したメソッドを受け継ぎ、院長の池澤 俊介が担当します。

Primary Body Care 成城 院長 池澤 俊介

ぎっくり腰で「安静に」と言われ、怖くて何日も寝たままになっている方が多いと感じます。痛みを取る魔法は、当院にはありません。ただ、今日どう起き上がるか、どう座るか、どこまで歩くかを一緒に決めることはできます。しびれや発熱がなければ、動けるようになった日で構いませんので、いらしてください。

Primary Body Care 成城 院長・池澤 俊介

ぎっくり腰で、
急ぐべきサインがあります

日本整形外科学会は、腰痛で急ぐべき場合を、次のように書いています。

「特に安静にしていても痛みが軽くならない、しだいに悪化する、発熱している、下肢がしびれたり力が入らない、尿漏れがするなどの症状を伴っている場合は、放置したり自分で管理することは禁物で、すみやかに整形外科を受診されることをお願いします。」(日本整形外科学会「症状・病気をしらべる:腰痛」)。

ガイドラインは、重い病気を疑う危険信号として、発症年齢が20歳未満または55歳を超えること、時間や活動性に関係のない腰痛、胸部痛、癌やステロイド治療の既往、体重減少、発熱などを表に挙げています(同ガイドライン)。

「安静よりも活動性維持」は、危険信号がなく、坐骨神経痛を伴わない腰痛の話です。

いま、どこに行くべきか
急いで整形外科へしびれ・力が入らない・尿漏れ・発熱脚がしびれる、力が入らない、尿漏れがある、発熱している、横になっても痛みが軽くならない、転んだ・ぶつけたあと、癌の既往がある。学会が受診を求めるサイン
まず整形外科へ初めて・長引く・脚に痛みが走る55歳を超えて初めてのぎっくり腰。4週間たっても軽くならない。お尻から脚に痛みが走る(坐骨神経痛の可能性)。原因を確かめる
当院でしびれも発熱もなく、横になれば楽整形外科で骨に異常なしと言われた、または上のサインがない。動ける範囲を探す段階と、くり返さない身体をつくる段階

出典: 日本整形外科学会「症状・病気をしらべる:腰痛」/『腰痛診療ガイドライン2019』表1。迷うときは、先に整形外科へ。

急ぐサインがなければ、ぎっくり腰は寝て待つ数週間ではなく、動ける範囲を広げていく数週間にできます。
痛めた瞬間の動作と、いまできる動きを持って、成城学園前駅から徒歩1分、身体側のことは遠慮なくご相談ください。

参考にした資料
  • 日本整形外科学会・日本腰痛学会 監修『腰痛診療ガイドライン2019(改訂第2版)』(南江堂、2019年)Mindsガイドラインライブラリ
  • 公益社団法人 日本整形外科学会「症状・病気をしらべる:腰痛」ページ
FAQ / よくあるご質問

ぎっくり腰について、
よく聞かれること

Qぎっくり腰の当日に、整体に行っても大丈夫ですか?

A

脚のしびれや力の入りにくさ、発熱、尿漏れがなく、横になれば痛みが少し落ち着くのであれば、当日でもお越しいただけます。ただし当日にすることは、腰をもむ・ひねる・反らすといった施術ではありません。ベッドからの起き上がり方、椅子からの立ち上がり方、痛みの少ない歩き方を一緒に確かめ、明日からの数日をどう過ごすかを決める時間になります。移動がつらい場合は、無理に来ていただく必要はありません。数日たって、寝返りや起き上がりができるようになってからで大丈夫です。お電話やLINEで、いまの状態をお知らせください。

Q温めるのと冷やすのと、どちらがいいですか?

A

学会のガイドラインは、温熱について、急性と亜急性の腰痛で短い期間の痛みと障害を軽くするという根拠が見出されたと書く一方で、腰痛の治療として表面を冷やす方法の研究は報告されていない、としています。つまり、冷やすほうが良いという根拠は示されていません。当院では、お風呂やカイロで温めて楽になるなら温める、温めると痛みが増すなら無理に温めない、というお身体の反応を目安にお伝えしています。転んだ・ぶつけたあとで腰が腫れて熱を持っている場合は、温める・冷やすの前に整形外科で骨を確かめてください。

Qコルセットは、着けたほうがいいですか?

A

整形外科で処方されたコルセットは、お医者さんの指示どおりに使ってください。学会のガイドラインは、コルセットなどの腰椎サポートについて、得られる根拠はかなり限られていると書き、皮膚のトラブルや筋肉への悪い影響との関連も示唆されているとしています。当院では、着けていると動ける、外すと怖い、という段階から、少しずつ外していく時期を一緒に決めます。着けたまま何か月も過ごすと、腰を支える力が戻りにくくなるためです。